血だまりの少女


私は立ち上がり『復讐は視界を取り戻してから』『ち』と文字を炙り出した二枚の指示紙をスラックスのバックポケットから取り出した。

炙り出した紙は唯一の手掛かりである。

屋上まで突き進んだが、行き止まりだった。

ならばあとは戻るしか道は無い。

「この紙を集めて、全て炙り出すの。きっと玄関の扉を開ける仕掛けが解けるわ」

そう信じるしかなかった。

頷いた赤野を見てから、私は指示紙をバックポケットに戻した。

「それじゃ、三階はもう無いから、二階に行って集めないとね。もう少し休んでく?」

心配そうに聞く赤野に首を振り、私たちは長い階段を下りて行く。

廊下から音がしなかったので、黒い扉を引き開けた。

「ッ!?」