血だまりの少女


「それが……9コのマスに8枚のパズルがあってバラの紋章は完成したのに、開く気配が無いんだ」

パズルがどんな形状の物か知らなかったが、バラの紋章と言われて、繋がった。

「パズルのピースが一枚足りないんじゃないかしら?」

私は得意気に、赤野が調べたと言っていた部屋で発見した正方形の薄い木の板を見せ付けた。

「あ……もしかして、俺が調べた部屋に……?」

赤野は振り返り、私の手にしているパズルのピースを見ると、バツの悪そうな顔をした。

「部屋を見回すだけじゃ見落としがあるわ。しっかり、隅々まで調べないとダメよ」

私は気まずそうに降りてきた赤野に、パズルのピースを手渡した。

「やっぱ本物の警察は違うね」

赤野は頭を掻きながら、パズルのピースを受け取り、絵柄を確認した。