「ッ!?」
「ひッ!!」
短い悲鳴を上げた私は赤野の手首を掴んで、コの字型の階段を駆け下りた。
後ろからサイレンの様な呻き声が聞こえた瞬間、心臓が大きく跳ね、背筋が震え上がった。
棒になりそうな両脚を必死に動かし、汗ばんだ手で二階の赤い扉を乱暴に開けた。
すると一階に居た甲冑が階段を登り切って、共鳴するかの様に呻き声を上げながら私たちを探していた。
甲冑は二体存在していた。
一階から上がってきた甲冑の赤く光る瞳が私と赤野を捕らえた。
瞬間、甲冑は剣を振り上げて走り出した。
「行くわよッ!」
もたもたしていると三階から来ている甲冑と、目の前の甲冑に挟み討ちにされてしまう。



