「ぅわぁぁぁぁあああああッ!!」 「きゃぁぁぁああああッ!!」 「ぇえッ!?」 悲鳴と驚きの声が部屋中に響いた。 「あ……貴方は……」 白いシーツの下からは、ぶくぶくと肥った男が現れ、大慌てで大きな尻を床に擦り付けながら私との距離を取った。 人だと解り、向けていた拳銃をホルスターにしまう。 「……塚本、さん?」 私の背後から顔を出した赤野が男に問う。 「なんで……」