私は白いシーツに手を掛け、ホルスターから取り出した拳銃を構えた。

「準備はいい?」

チラリと横目で赤野を見る。

赤野はそっとドアノブに手を掛け、準備が完了した事を目で合図する。

「めくるわよ」

早くなる鼓動を沈める様に、息を吸って、大きく吐いた。

私は白いシーツを勢い良くめくった。