緊張した空気は、ドアノブが最後まで回った事により和らいだ。 「暗くないから中を調べられそうね」 赤野の後ろから、背伸びをして部屋の中の様子を伺う。 「中に入ろ?廊下は危ないから」 「そうね」 赤野に続き、私は部屋に入って扉を後ろ手で閉めた。 「ここは……」 「子供の部屋だね」 赤野は勉強机や分厚い本が並ぶ本棚がある部屋を見回して呟いた。 私の思う子供部屋は、ぬいぐるみや可愛い柄のシーツが付けられたベッドが置いてある様な部屋である。