~羽瑠姫~
夜になったらフードを被って闇討ちを防いでる。
怖いよ。真っ暗で血がついて。
弥生達に出逢うまでは闇の世界にいたはずなのに。
おかしいな...。
 
ボクは再び闇の世界へ足を踏み入れる。

「っなせよ!」
「天龍のクセに弱いんだよ!」
「うるせぇっ!理由もなく人を傷つけたら総長に怒られんだよ!」
「女総長が怖い?!」
「ハハハッ」
コツコツッ
その場にいる奴らを倒した。
「一瞬だったっす!ありがとうっす!」
『一人行動禁止って言っただろ。』
「家に帰るっ途中っす。」
『こんな時まで天龍のルールを守ってんじゃねぇよ。』
「守るっすよ。俺達が守らなきゃ総長は守らないじゃないですか。」
意地悪っぽく笑った。
「好きっすか?天龍。」
『雨龍や青龍の中で1番天龍が好き。自分が任せてもらった役目があるし。キミは?』
「総長がいない今は楽しくなんてないっすよ....。寂しいっす。」
『あとちょっと、待ってて?』
「はいっ!」
『気をつけて帰りなさい?』
「はい。家近くですし、大丈夫です。」
手を振ってボクは去っていった。
次の日