~羽瑠姫~
「家とかどうしてた?」
「寮にいたよ?」
「あの男と?」
「うーん、まぁ」
「手繋いで?」
「手繋いで寝てた。ケドそれ以外何もしてな、ンッ」
キスされた。今のキスは荒かった。
「ンッ、や、よい?」
それでもキスをやめない。
「....チュッ...ンッ...ンハァッ....よ、い....チュッ」
「羽瑠姫...。」
「ま、って...。」
呼吸が荒くなってきた。
「ごめんっ、羽瑠姫、ごめんっ!」
呼吸を整えた。
「ボク、弥生がほしい....。」
「羽瑠姫....、でも明日学校だし...」
「いいから...。」
今度は優しいやさしいキス。

次の日
「おはよ。羽瑠姫。」
「おはよう。弥生。」
まだ残ってる弥生の温もり。
「弥生、好き。大好き。愛してる」
「俺も愛してるよ。」
二人でキスをしておんぶしてもらって教室に入った。
「おはようございます!総長、華!」
「おはようございます!総長、弥生さん!」
「「おはよ。」」
1限目
「おはようございますぅ!あ、西条さんと夢川君ねぇ?」
「「うるせぇ。」」
「あら、女の子がそんな口の聞き方していいのかしら?」
「あぁ?」
きもい。
「夢川君はこのクラスで1番のイケメン君ね?」
「うるせぇ。」
「二人とも仲良くしようね?新しく入った花沢恋。よろしくねぇ?」
「あ?耳障りゴミ?」
「花沢恋だってばぁ!」
「耳障りゴミだってよ。羽瑠姫、ゴミには気をつけような。」
「うん。弥生。ゴミは分別しなきゃいけないしね。」
「そうだな。」
「ナニナニ?君達は付き合ってるのかなぁ
?」
「そうだけど何?」
「さっさと授業したら?」
「篠原大輝」
そうボクの耳元で言ったんだ。
胸ぐらを掴んだ。
「何で知ってる。」
「さぁ?なんの事か恋わかんなぁい。」
「ゴミはゴミらしくしとけよ!」
「あ、理事長ぉ、西条さんがぁ...」
さつにぃが来た。
「羽瑠姫、おはよ。」
「おはよ。さつにぃ。」
「何か言われたか?」
「コイツ、大輝の名前を出したんだ。」
「へぇ...?大輝の名前を?」
「うん。それでどうして知ってるのか聞いてただけ。気にしないでね?」
「何かされたら言うんだぞ?」
「ありがとー!さつにぃ!」
さつにぃは出て行った。
「離してほしいなぁ....?」
「覚えておきなさい?ボクを怒らせた事。普通の女子高生じゃ、ないんだから。」
1週間後