「お帰り。」
「ただいま。」
「よくも天龍を放ったらかして逃げやがったな。」
初代天龍総長、八雲雷斗。らいちゃん。 
「大輝の事は聞いた。」
初代天龍副総長、八雲雷雨。うーちゃん。
「お前の考えは昔から分かんねぇなぁ。」
初代天龍幹部、始川要。かなちゃん。
「初代である俺達をあだ名で呼ぶくらいだからな。」
初代天龍幹部、夢川春斗。さっちゃんの双子の弟。はるくん。
「あんま自分を責めんなよ?」
初代天龍幹部、篠原大雲。大輝のお父さん。もーくん。
「ごめんなさい...。」
「泣くなって。」
らいちゃん、ギュッてしてくれてる。
「色々一人で溜め込むなって。」
「っ、ありがとう」
「皆には俺らから言っとくよ。」
「ありがとう。迷惑かけてゴメンねっ」
「迷惑なんて思ってねぇよ。」
泣き止んだら離してくれた。
「またな。」
「俺ら今組長でな。忙しくて。」
「またね。」
手を振って皆出て行った。
「羽瑠姫、弥生から事情は聞いてる。」
「うん。」
「羽瑠姫のクラス、3年9組。友介が担任。前のクラスとメンバーも変わってないし」
「席替えはして教壇の前に弥生と羽瑠姫さんです。変わったといえば一人新人の教師が入ってきたんです。」
「いつでも潰していい。」
「うん。」
「さてと、さなが診察してくれる。あの部屋使って?」
ボクの部屋。二人で入った。
「聴診器、くすぐったい。」
「我慢するんだな。」
聴き終わって重い口をさなさんは開いた。
「もう、喧嘩を控え目にって言えねぇ...。」
「できない?」
「あぁ...。」
「それでもやるよ。仲間を護りたいもん。それが自分の生きる道だもん。」
「分かってる。後悔するな?」
「うん。」
教室に行った。
机は隣とひっつけなきゃいけない。
弥生とボク。左に誠と侑斗。右に聖斗と聖夜と鈴。その後に聡と春道。
「全員揃ったな。今日は全校生徒掃除しなきゃなんねぇ。このクラスは中庭だ。はい!全員移動!」
中庭に行って掃除してる。
ボクは中庭の椅子に座って携帯いじってる。弥生までちゃんとしてる。
「理事長室から見えるんだよ。中庭。」
だから青龍の双子まで掃除してるんだね。
騒がしかったのが急に黙って皆を見ると天龍全員頭を下げていた。
そりゃ、初代通るのに頭下げ無い奴はいないか。
「てめぇらしっかり掃除しろ!馬鹿!」
「羽瑠姫、お前もしっかりするんだな。」
「えー...」
「まぁ、またな。」
「またねー。皆ー。」
手を振って去っていった。
「イケメンすぎだろ。」
「本当にな。」
「惚れちゃ嫌だよ?弥生はボクのなんだから。」
「お前も惚れんなよ?お前は俺のなんだから。」
「うん。」
「イチャついてないで掃除をしろ!!!」
と、理事長室から叫ばれた。
「ふーん?ボクに命令するんだ?」
「ひぃぃっ!!すいません!」
ドアを閉められた。
「掃除って言ったって何もする気ないんだけど...。」
「羽瑠姫さん、コレ植えてくれませんか?」
「綺麗...。何?コレ。」
「マリーゴールドです。」
「植える!」
花壇に植えて
’これを踏んだ奴ぶっ殺す’って書いて花の隣に立てた。
毛虫だ。
「毛虫?毛虫?!ぎゃぁぁぁ!!!弥生、毛虫!」
弥生に抱きついた。
「毛虫もいるだろ。生きてんだから。」
「生きていても気持ち悪いもん!」
侑斗が毛虫をどけてくれた。
「ありがとー!」
掃除も終わって寮に帰った。