~羽瑠姫~
「弥生」
「?」
学校の屋上に二人だけ。
「今日は早退するね?」
「大丈夫か?」
「うん。」
病院に行って院長室に行った。
「ハァッ、ハァッ」
「羽瑠姫?!」
「く、る、しぃよぉっ...」
意識を失った。

目を覚ました。
「羽瑠姫っ、焦ったんだからな...!」
「さなさん、青龍と天龍には言わないでほしいっ...勿論弥生にも....。」
「何で?弥生はお前の大切な彼氏だろ。」
「長く、ないでしょ?」
「羽瑠姫っ、歩けなくなる可能性があるんだ。」
「尚更言えない。言わないで?パパにもそう、伝えといて。あとゆうちゃんとさつにぃも。」
「...分かった。でも、無理はするな。夜になったらまた来るからな。」
2日経って電話がかかってきた。
「んー?」
『羽瑠姫、今どこ?』
会いたいよ。
「んー、どこだろー。」
『え?』
ごめん。
「強いて言うなら男の子の腕の中?」
『あぁ?浮気か?』
ごめん。
「そうだねー。」
『意味わかんねぇ。』
電話を切られた。
「これでいぃんだ。」
次の日だった。
ガラッ
「ま、こと...?ゆう、と?」
「こんな事だと思いました。」
「心配したよ。」
二人はベットの両脇に座った。
「昨日弥生が倉庫来た時荒れてましたから。」
「事情聞いたら浮気してるって言ってたし。多分ここじゃないかな、って。」
「天龍の全員にも青龍の全員にも言わな
いつもりなの?」
「えぇ。言いません。」
「俺達も黙ってるよ。」
「弥生は面倒くさいですけど誠がいるので。」
二人を引っ張って抱きしめた。
「迷惑ばっかりかけてごめんねっ...。」
「心配しないで?」
「大丈夫です。」
「辛くなったら呼んでね?」
「一人だけ教えたい奴がいるんですが?」
「ん、誰?」
「天龍の裕貴です。」
「ひっちゃん...?」
「ハイ。羽瑠姫が倉庫に来ない日は連絡来るのに来ない、とか言ってソワソワしてるんで。」
「分かった。言っといて。」