~羽瑠姫~
全員で倉庫に向かってる。
弥生に抱っこされてる。
温かいの。
「もう少し太れ」
倉庫に入った瞬間大輝が座っていた総長専用の椅子に一人の男が座っていた。
倉庫には落書きだらけになっていた。
キレたのは鈴だった。
「その場所に座るな!テメェ何してんのか分かってんのか?!落書きなんて自分の倉庫でっ「鈴、うるせぇよ。」
「コイツはボクの仲間だ。」
鈴を自分の後ろにやった。
「気安く名前呼んでんじゃねぇよ。」
弥生に鈴を任せて男に近付いた。
「退けろ。」
「お前がここのトップか?成長したもんだなぁ。」
スッとナイフを向けられた。
だから素手で握って相手のほっぺを切った。
「ゴミはゴミ箱へ〜!ハハッ」
大輝に貰ったネックレスが取られていた。
「それに触れるなっ!」
「へぇ、大切なんだ?その大切な人間の代わりは夢川弥生?」
「大輝の代りなんていないっ!返して!その場所から退けて!」
「あんまり過去に囚われてても良くないぞ?」
「何が言いたいっ!」
「お前が大輝を殺したんだからな?」
「ぶっ殺す...っ!」
殴ろうとしたが侑斗に止められていた。
「こんな馬鹿を相手にしないでください。貴女は総長でしょう?取り乱してどうするのです。」
「うるせぇっ!ボクはっ!「貴女が手を汚す必要はありません。俺がやらせて頂きます。最近...苛ついてんだよねー。」
ヤバイっ!
そう思って弥生の所に行った。
「青龍の皆見慣れた方がいい。アイツの本当の強さ。」
本当は誰よりも大輝を思ってた。
変な意味じゃないよ?憧れ心。
「ヤバイと思ったら止める。皆は倉庫綺麗にして!これじゃあ大輝に怒られる。」
皆は倉庫を綺麗にしてる中ボクと弥生と青龍と天龍の幹部で侑斗を見てる。
「荒れたら止められない。アイツは天龍の中で特に自分を制御できない。だから基本キレないんだ。アイツをこの世界に引きずり込んだのはボクなんだ。街で暴走してたアイツを助けたくて。でも結局入れた方が苦しめたのかもしれないな。」
なぁ、ごめんな?
「侑斗、ごめん...」
「侑斗は言ってたよ。天龍に入って良かったって。」
「誠、侑斗をよろしくね。ボクじゃアイツを救えない。」
大輝ならどうしてた?
大輝ならどう声をかけてた?
大輝だったら...。
「ボクが大輝の代りにならなきゃ...」
侑斗を止めにかかった。
「侑斗、」
「大輝さんの椅子に座っていいのは羽瑠姫だけなんだっ!」
「侑斗、やめて。」
侑斗を止めたのと同時に男は立って大輝から貰ったネックレスを切った。
一瞬で絶望的になった。
目の前が真っ暗になった。
「フッ、ゲホッゲホッ」
男は出て行った。
「だ、いき...」
立ち崩れた。
「大輝ぃぃっ!!!!!!」
意識を失った。
目を覚ませば腕に点滴が刺さっていた。
病院なんだな、って思った。
「さなさん...」
「精神的に疲れが出てる。無理しすぎだ。大輝の代わりになろうとするから...。」
「弥生に会いたい。」
「弥生も喘息の発作出て入院中。一週間経ってるぜ。毎日見舞い来てくれてたんだぜ。」
「総長不在はまずいでしょ?」
「同盟組んでる青龍までな。それに、闇討ちも増えて入院してる奴多いぞ。」
「皆まで失いたくないっ....。」
「悪い事考えてんだろ。」
次の日
倉庫に行った。
「総長っ!」
「今日は天龍だけなんだ?」
「青龍は今日倉庫の掃除らしいっす。」
「そっか。皆を集めてくれる?」
「ハイ。」
総長室に入った。
「総長になって初めてかも。」
副総長だったボクは大輝と一緒に居たくて総長室にいた。
ガチャっ
「総長、集めました。」
「うん。ありがとう。」
皆の所に行った。
「総長、何かありました?」
「今日をもってボクはこの天龍を辞めさせてもらう。後は侑斗に任せる。」
「はぁ?!」
「皆を解放するにはこうするしかなかった。」
「解放?俺らが羽瑠姫に囚われてるって言いたいのか?」
「うん...。ボク、大輝の事全部忘れる!パって忘れるから...。皆、今まで苦しめてごめん。新には悪いけど...。」
次の日
学校に来た。遅刻なんだけどね。
ガラッ
「羽瑠姫さん、顔の傷跡どうしたんですか?!」
「喧嘩してて油断してたら殴られた。」
弥生に報告したら殴られた。(泣)
本気で殴ってこなかったけど。
「俺、そいつシメてきます。」
「いいから。」
鞄を机の横にかけて座った。
寝てたら紙が飛んできた。
中を読むと
『昼休み、少し話がしたいです。
屋上で待ってます。』
侑斗の字だった。
『我儘だけど二人ならいいよ。』
紙を投げた。
侑斗は頷いている。
昼休み
屋上に行った。
「羽瑠姫、呼び出したりしてごめんなさい。」
「隣、座っていい?」
「ハイ。」
隣に腰掛けた。
「どうして辞めるなんて言ったんです?」
「イス...」
「イス?」
「総長専用の椅子、あこは空席じゃダメなの。でもボクはあこに座れる覚悟もなければ自信もない。」
「だから、俺に?」
「あこを空席のままだとあの男みたいに座られてしまう。」
「そうですね。でも俺にだってそんな覚悟ないですよ?」
「ボクが大輝大輝って言うから、ボクが過去に囚われてるから、だから皆まで巻き込んでしまった。」
「巻き込まれたなんて思ってませんよ。」
「ボクが生きる理由はたった一つ。」
「それ以上、口に出さないでください。」
「ごめん。帰る。」
あぁ、弥生がいないと狂う。
「弥生に何でかな、会いたい。」
病院に行った。
「あ、羽瑠姫!」
さっちゃんが抱きついてきた。
全員で倉庫に向かってる。
弥生に抱っこされてる。
温かいの。
「もう少し太れ」
倉庫に入った瞬間大輝が座っていた総長専用の椅子に一人の男が座っていた。
倉庫には落書きだらけになっていた。
キレたのは鈴だった。
「その場所に座るな!テメェ何してんのか分かってんのか?!落書きなんて自分の倉庫でっ「鈴、うるせぇよ。」
「コイツはボクの仲間だ。」
鈴を自分の後ろにやった。
「気安く名前呼んでんじゃねぇよ。」
弥生に鈴を任せて男に近付いた。
「退けろ。」
「お前がここのトップか?成長したもんだなぁ。」
スッとナイフを向けられた。
だから素手で握って相手のほっぺを切った。
「ゴミはゴミ箱へ〜!ハハッ」
大輝に貰ったネックレスが取られていた。
「それに触れるなっ!」
「へぇ、大切なんだ?その大切な人間の代わりは夢川弥生?」
「大輝の代りなんていないっ!返して!その場所から退けて!」
「あんまり過去に囚われてても良くないぞ?」
「何が言いたいっ!」
「お前が大輝を殺したんだからな?」
「ぶっ殺す...っ!」
殴ろうとしたが侑斗に止められていた。
「こんな馬鹿を相手にしないでください。貴女は総長でしょう?取り乱してどうするのです。」
「うるせぇっ!ボクはっ!「貴女が手を汚す必要はありません。俺がやらせて頂きます。最近...苛ついてんだよねー。」
ヤバイっ!
そう思って弥生の所に行った。
「青龍の皆見慣れた方がいい。アイツの本当の強さ。」
本当は誰よりも大輝を思ってた。
変な意味じゃないよ?憧れ心。
「ヤバイと思ったら止める。皆は倉庫綺麗にして!これじゃあ大輝に怒られる。」
皆は倉庫を綺麗にしてる中ボクと弥生と青龍と天龍の幹部で侑斗を見てる。
「荒れたら止められない。アイツは天龍の中で特に自分を制御できない。だから基本キレないんだ。アイツをこの世界に引きずり込んだのはボクなんだ。街で暴走してたアイツを助けたくて。でも結局入れた方が苦しめたのかもしれないな。」
なぁ、ごめんな?
「侑斗、ごめん...」
「侑斗は言ってたよ。天龍に入って良かったって。」
「誠、侑斗をよろしくね。ボクじゃアイツを救えない。」
大輝ならどうしてた?
大輝ならどう声をかけてた?
大輝だったら...。
「ボクが大輝の代りにならなきゃ...」
侑斗を止めにかかった。
「侑斗、」
「大輝さんの椅子に座っていいのは羽瑠姫だけなんだっ!」
「侑斗、やめて。」
侑斗を止めたのと同時に男は立って大輝から貰ったネックレスを切った。
一瞬で絶望的になった。
目の前が真っ暗になった。
「フッ、ゲホッゲホッ」
男は出て行った。
「だ、いき...」
立ち崩れた。
「大輝ぃぃっ!!!!!!」
意識を失った。
目を覚ませば腕に点滴が刺さっていた。
病院なんだな、って思った。
「さなさん...」
「精神的に疲れが出てる。無理しすぎだ。大輝の代わりになろうとするから...。」
「弥生に会いたい。」
「弥生も喘息の発作出て入院中。一週間経ってるぜ。毎日見舞い来てくれてたんだぜ。」
「総長不在はまずいでしょ?」
「同盟組んでる青龍までな。それに、闇討ちも増えて入院してる奴多いぞ。」
「皆まで失いたくないっ....。」
「悪い事考えてんだろ。」
次の日
倉庫に行った。
「総長っ!」
「今日は天龍だけなんだ?」
「青龍は今日倉庫の掃除らしいっす。」
「そっか。皆を集めてくれる?」
「ハイ。」
総長室に入った。
「総長になって初めてかも。」
副総長だったボクは大輝と一緒に居たくて総長室にいた。
ガチャっ
「総長、集めました。」
「うん。ありがとう。」
皆の所に行った。
「総長、何かありました?」
「今日をもってボクはこの天龍を辞めさせてもらう。後は侑斗に任せる。」
「はぁ?!」
「皆を解放するにはこうするしかなかった。」
「解放?俺らが羽瑠姫に囚われてるって言いたいのか?」
「うん...。ボク、大輝の事全部忘れる!パって忘れるから...。皆、今まで苦しめてごめん。新には悪いけど...。」
次の日
学校に来た。遅刻なんだけどね。
ガラッ
「羽瑠姫さん、顔の傷跡どうしたんですか?!」
「喧嘩してて油断してたら殴られた。」
弥生に報告したら殴られた。(泣)
本気で殴ってこなかったけど。
「俺、そいつシメてきます。」
「いいから。」
鞄を机の横にかけて座った。
寝てたら紙が飛んできた。
中を読むと
『昼休み、少し話がしたいです。
屋上で待ってます。』
侑斗の字だった。
『我儘だけど二人ならいいよ。』
紙を投げた。
侑斗は頷いている。
昼休み
屋上に行った。
「羽瑠姫、呼び出したりしてごめんなさい。」
「隣、座っていい?」
「ハイ。」
隣に腰掛けた。
「どうして辞めるなんて言ったんです?」
「イス...」
「イス?」
「総長専用の椅子、あこは空席じゃダメなの。でもボクはあこに座れる覚悟もなければ自信もない。」
「だから、俺に?」
「あこを空席のままだとあの男みたいに座られてしまう。」
「そうですね。でも俺にだってそんな覚悟ないですよ?」
「ボクが大輝大輝って言うから、ボクが過去に囚われてるから、だから皆まで巻き込んでしまった。」
「巻き込まれたなんて思ってませんよ。」
「ボクが生きる理由はたった一つ。」
「それ以上、口に出さないでください。」
「ごめん。帰る。」
あぁ、弥生がいないと狂う。
「弥生に何でかな、会いたい。」
病院に行った。
「あ、羽瑠姫!」
さっちゃんが抱きついてきた。

