~羽瑠姫~
青龍と天龍で遊園地に来てる。もちろん貸し切りね。
「お化け屋敷入ろう!」
「え...。」
「ジャンケンで決めよう!2人ずつね。その自由時間もそのすら2人で動く。」
ボクは天龍の新と。
「新行くよ!早く行って早く出よう!」
中に入った。
「あ、なんか当たった。」
「えっ?!新?!」
「あ、はい。」
手を引かれて歩いた。
べチョッ
「ぎゃぁぁぁ!!!!!」
「総長、それこんにゃくっす。」
「何でそんな冷静なの!」
次から次へと出てきて挙句の果てに
「僕の顔、どこ...?」
「ぎゃぁぁぁ!!!!!」
外に出た。
「総長、ビビリっすね。もう一回行きます?」
「いがないぃぃ..ヒクッ」
「どっか行きたい所ありますか?」
「怖くない所...」
数時間後
今は二人で座ってる。
「総長、今日で皆と一緒に入れるの、最後っすね。」
「皆、いなくなっちゃうのかなぁ。」
「そんな事ないっすよ。総長、俺大輝さの仇取りたかったです。総長や皆で。」
「ボクがしっかり取るから。」
「総長、俺は大輝さんと羽瑠姫さんがずっと前から憧れでした。それは今もです。」
「夢はしっかり追いかけてよ?」
「はい。」
『俺、児童施設の施設長になりたいです。だから勉強する為に俺を天龍から辞めさせてください。』
拳を二人で当てた。
「皆には?言ったの?」
「はい。言ってます。」
皆で倉庫に戻った。
「新、本当に抜けるのか?」
下っ端の中のリーダーみたいな存在になってた。
青龍の中でも天龍の中でも。
「あぁ。総長を悲しませたら許さねぇぞ!」
コツコツッ
新の前に立った。
「総長、俺知ってたっす。今日総長が皆で遊びに行こうって言ってくれたの俺の為だったって。」
「楽しかった?」
「はい。総長と二人でしたしね。」
「前も2人だったよね。大輝に嫉妬されたもの。」
「はい。今回は弥生さんですかね?」
「クスッ」
総長の顔になった。
「新、お前の居場所は天龍だ。辛くなったらここに来い。出迎えてやる。」
「ありがとうございます。」
新は泣きそうになって涙を必死に止めていた。
「総長、お願いがあるッス。」
「ん?」
「俺と、喧嘩してください。」
新と戦った。
「新、強くなったね...。」
ボクの口元血が出てるもん。
勝ったんだけどね。
「新はもっともっと強くなる。それでも辞めるか?」
「はい。俺、組も継ぐんで強くなるっす。総長よりも。総長、最後のお願い、いいっすか?後、4つ。」
「いいよ。何個でも。」
「俺、天龍の中でも天龍に入ってる歴が1番長いんっす。」
「うん。」
「総長や大輝さんの追っかけみたいに入ってきたっす。大輝さんが死んで天龍は変わってしまいました。薬に手を出して辞めた奴もいました。」
「荒れたもんね。」
「ハイ。俺、自分を責めました。」
『羽瑠姫さん、俺が下っ端を見守れなかった所為っす。ごめんなさいっ!』
あの時初めて新の涙を見た。
いつも無理矢理でも笑ってくれた。
「破天荒で無理矢理な天龍が大好きっす!だから総長、この天龍を守ってください!」
「当たり前じゃない。」
「それから...もう絶対に黒髪にしないでほしいっす。総長らしくないっす。」
「うん。もうしない。」
「俺、夢叶えるっす。だから、弥生さんとのガキがデキたら教えてほしいっす!」
「クスッ、分かった。」
弥生も頷いた。
「我儘な青龍と天龍の下っ端を、弥生さん、羽瑠姫さん、よろしくお願いします」
「あぁ。今までありがとな。」
「新、ずっとずっと遠くから見守っててね?」
「ハイ!あ、羽瑠姫さん願い事1つ増やしていいっすか?」
「いいよ。」
「抱きしめてほしいっす。」
ギュッて抱きしめた。
二度目の新の涙を見た。
下っ端なんて青龍も天龍も全員泣いてる。
「総長、俺が決めた事なのに、ざみじいっず~....。」
「お前の居場所はここだろ。いつでも来いよ?」
頭を撫でてやった。
「新、泣き止んであいつら泣き止ましてくれるか?」
「俺の最後の仕事っす!」
と言って下っ端の所に行った。
青龍と天龍で遊園地に来てる。もちろん貸し切りね。
「お化け屋敷入ろう!」
「え...。」
「ジャンケンで決めよう!2人ずつね。その自由時間もそのすら2人で動く。」
ボクは天龍の新と。
「新行くよ!早く行って早く出よう!」
中に入った。
「あ、なんか当たった。」
「えっ?!新?!」
「あ、はい。」
手を引かれて歩いた。
べチョッ
「ぎゃぁぁぁ!!!!!」
「総長、それこんにゃくっす。」
「何でそんな冷静なの!」
次から次へと出てきて挙句の果てに
「僕の顔、どこ...?」
「ぎゃぁぁぁ!!!!!」
外に出た。
「総長、ビビリっすね。もう一回行きます?」
「いがないぃぃ..ヒクッ」
「どっか行きたい所ありますか?」
「怖くない所...」
数時間後
今は二人で座ってる。
「総長、今日で皆と一緒に入れるの、最後っすね。」
「皆、いなくなっちゃうのかなぁ。」
「そんな事ないっすよ。総長、俺大輝さの仇取りたかったです。総長や皆で。」
「ボクがしっかり取るから。」
「総長、俺は大輝さんと羽瑠姫さんがずっと前から憧れでした。それは今もです。」
「夢はしっかり追いかけてよ?」
「はい。」
『俺、児童施設の施設長になりたいです。だから勉強する為に俺を天龍から辞めさせてください。』
拳を二人で当てた。
「皆には?言ったの?」
「はい。言ってます。」
皆で倉庫に戻った。
「新、本当に抜けるのか?」
下っ端の中のリーダーみたいな存在になってた。
青龍の中でも天龍の中でも。
「あぁ。総長を悲しませたら許さねぇぞ!」
コツコツッ
新の前に立った。
「総長、俺知ってたっす。今日総長が皆で遊びに行こうって言ってくれたの俺の為だったって。」
「楽しかった?」
「はい。総長と二人でしたしね。」
「前も2人だったよね。大輝に嫉妬されたもの。」
「はい。今回は弥生さんですかね?」
「クスッ」
総長の顔になった。
「新、お前の居場所は天龍だ。辛くなったらここに来い。出迎えてやる。」
「ありがとうございます。」
新は泣きそうになって涙を必死に止めていた。
「総長、お願いがあるッス。」
「ん?」
「俺と、喧嘩してください。」
新と戦った。
「新、強くなったね...。」
ボクの口元血が出てるもん。
勝ったんだけどね。
「新はもっともっと強くなる。それでも辞めるか?」
「はい。俺、組も継ぐんで強くなるっす。総長よりも。総長、最後のお願い、いいっすか?後、4つ。」
「いいよ。何個でも。」
「俺、天龍の中でも天龍に入ってる歴が1番長いんっす。」
「うん。」
「総長や大輝さんの追っかけみたいに入ってきたっす。大輝さんが死んで天龍は変わってしまいました。薬に手を出して辞めた奴もいました。」
「荒れたもんね。」
「ハイ。俺、自分を責めました。」
『羽瑠姫さん、俺が下っ端を見守れなかった所為っす。ごめんなさいっ!』
あの時初めて新の涙を見た。
いつも無理矢理でも笑ってくれた。
「破天荒で無理矢理な天龍が大好きっす!だから総長、この天龍を守ってください!」
「当たり前じゃない。」
「それから...もう絶対に黒髪にしないでほしいっす。総長らしくないっす。」
「うん。もうしない。」
「俺、夢叶えるっす。だから、弥生さんとのガキがデキたら教えてほしいっす!」
「クスッ、分かった。」
弥生も頷いた。
「我儘な青龍と天龍の下っ端を、弥生さん、羽瑠姫さん、よろしくお願いします」
「あぁ。今までありがとな。」
「新、ずっとずっと遠くから見守っててね?」
「ハイ!あ、羽瑠姫さん願い事1つ増やしていいっすか?」
「いいよ。」
「抱きしめてほしいっす。」
ギュッて抱きしめた。
二度目の新の涙を見た。
下っ端なんて青龍も天龍も全員泣いてる。
「総長、俺が決めた事なのに、ざみじいっず~....。」
「お前の居場所はここだろ。いつでも来いよ?」
頭を撫でてやった。
「新、泣き止んであいつら泣き止ましてくれるか?」
「俺の最後の仕事っす!」
と言って下っ端の所に行った。

