~羽瑠姫~
次の日
「あれが羽瑠姫さんっ?」
黒髪でピアスもとって黒のカラコン入れてスカジャンも着ない。ニーハイはやめない。上靴履いてる。
眼鏡も付けてるんだよ?
スカートの短さは仕方ない。
天パだった髪をストレートにしたら腰よりも長くなった。ローファー履いてきた!
袖も折ってないんだよ!
名札も校章もついてる!
弥生とは今日会ってない。
ガラガラッ
「おはようございま....「ゆうちゃん、偉い?上靴履いてるんだよ!黒髪にしたんだよ!」
「偉いですけど...羽瑠姫さんの髪は地毛ですもん。目だって。」
「ブー!」
「まぁ、可愛いっすよ。」
頭を撫でてくれた。
「元の髪のほうが似合ってますよ。」
「マジメちゃんだよ!」
「似合ってませんけど?」
「あぁ?」
「に、似合ってますよっ!」
「ありがとー!」
席についた。
「は、羽瑠姫?」
「んー?どうしたのー?弥生。」
「変な物でも食った?」
「べっつにー。どっかの誰かさんが大輝、大輝ってゆうから総長に合わない人になろうと思ってねー。」
~鈴~
ガタッ
「俺はそんな事言ってんじゃなくて!「あ、ゆうちゃん、眠いから保健室行ってきてもいい?」
「理事長室だったら許します。」
「さつにぃ今日は会議なのー。帰ってきたら言っといてねー。」
「了解です。おやすみなさい。」
「おやすみー」 
羽瑠姫は出て行った。
「鈴....お前何したんだよ?」
「俺何もしてないっす。」
「本当は?」
全部話した。
「俺さ、族ちげぇじゃん?青龍だった。」
「はい。」
「でも、羽瑠姫さんの事は初代から何度も聞かされてた。俺も皐月も、ただの好奇心で羽瑠姫さんに近づいた。でも過去を聞いて羽瑠姫さんの事が少しだけ分かった。」
「なんすか。」
「大輝の話をしない。俺、大輝と会った事あるんだわ。病院で。さなと仲良かったからな。」
「ぎゃぁぁぁ!!!!!」
友介さんは羽瑠姫に抱きつかれた。
いや、飛びつかれた。
「羽瑠姫さん、どうしたんですか?」
「恐竜さんっ!」
「え?」
ガラッ
「羽瑠姫、何で逃げるんだよー!」
「皐月、テメェ羽瑠姫さん泣いたじゃねぇかよ。どうしてくれたんだよ。」
「えぇ?」
理事長が恐竜の頭物被ってた。
「ごわがっだぁぁ!!」
あ、忘れてた。 
羽瑠姫、あの日から体以外何も変わってないんだった。
「羽瑠姫、ゴメンな?」
「恐竜さん、こっちに来ないでぇぇ!!!」
理事長は被ってるのを脱いだ。
「俺!」
「さつにぃ...?」
「あぁ!俺!」
「怖かったぁ....!」