~羽瑠姫~
「何しに来たの?死鬼さん?」
「顔合わせだ。いつかは戦う仲だから。」
「そう。」
「お前が兄貴を殺した?」
「うん。」
「ふぅん。」
ナイフを向けてきたから素手で握って相手に渡した。
手から血が出てる。
「痛くねぇのか?素手で握るとか。」
「痛いも何も貴方が向けてきたんじゃない。」
「あぁ。」
「お前は話がわかる。」
「お前も。」
「そりゃどうも。」
「用事は?それだけか?」
「あぁ。もう帰る。そこまで暇じゃねぇんだ。」
死鬼は隣を歩いて行った。
寮に帰って制服を脱いで美容院に行った。
「あれ?お嬢?」
「みっちゃん髪の毛染めて。」
「は?!」
「真っ黒にしたいの。」
「嫌です!」
「お願い!」
「水仙組組長とオソロ嫌なんですか!?」
「嫌じゃないけど早く!」