~羽瑠姫~
一週間後
テストの点数が貼りだされた。
ボク達は今向かってる。
皆避けていく。
ボクの前に立ったら潰しにかかる。
主に天龍が。
「あ、弥生15位だ。」
「お前、3年のテストまで受けてたのか?!」
「え、まぁ。」
結果を見た。
1位:2-9:西条羽瑠姫:900/900
1位:2-9:西条羽瑠姫:900/900(3年のテスト)
2位:2-9:藤谷侑斗:800/800
2位:2-9:坂下誠:800/800
3位:2-9:森川鈴:850/900
4位:2-9:星下聖夜:750/900
4位:2-9:星下聖斗:750/900
5位:2-9:静川春道:700/900
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15位:2-9:夢川弥生:550/900
16位:2-9:大峰聡:550/900

聖斗と聖夜の頭を撫でた。
「頑張ったね〜!昨日勉強してる所見てたよ。」
「「エヘッ」」
二人共頭撫でるとイヌみたいになる。
クイッ
服の裾を引っ張られて振り返った。
「鈴?」
鈴はほっぺを膨らませた。
「頑張ったね。」
と言って撫でてあげた。
抱きつかれた。
「ねぇ、鈴?」
「ん?」
「無理しちゃ、ヤダよ...?」
「羽瑠姫がいなきゃ、僕何もできないんだよ?」
「鈴は自分の本当の力を分かってないんだ。本当は一人でできるのに...。」
「おい森川、ソイツは俺のだ。」
弥生に鈴はベーってして
「あ、羽瑠姫ってば胸が大きくなってる!」
「ちょっ、ちょっとっ!」
「羽瑠姫は夢川に渡したくない!なんで俺じゃなく夢川を選んだのさ!この馬鹿羽瑠姫!勉強できても馬鹿な奴は馬鹿なんだね!俺の方が頭いいんだよ?!夢川よりも一緒にいたでしょ?!」
もう、青龍と天龍しかいない。皆授業行った。
「何で俺じゃないのさ...。」
「...。」
「馬鹿羽瑠姫!もう、嫌い!」
「じゃあ、放してー。」
「やだ!」 
「鈴の気持ちはありがたいけど「大輝が居なくなった時からずっと!ずっと!ずっと!俺は恋愛対象外なんでしょ!」
「...。」
「大輝が居たって夢川を好きになってた?」
「....。」
「大輝はっ!「大輝、大輝って何が言いたいの?!大輝がいたら?!大輝はもういない!この馬鹿鈴!意味分かんない!もう、鈴なんて大ッ嫌い!放してっ!」
「やだ!俺離さねぇから!」
「やだ!大輝大輝って言うんだったら大輝の所に行けばいいじゃない!」
「すいません、羽瑠姫さん、体育館に他校の男達が....。」
「今から行く。」
鈴から離れてスカジャンを地面に捨てた。
「大ッ嫌い。鈴なんて大ッ嫌い。」
「....。」
体育館に行った。