~弥生~
病院に行った。
「さなっ、羽瑠姫は?!」
「記憶、全部戻ってます。今までの記憶は残ってました。」
「全て...戻った...?」
「はい。樹王騎さんの事も大輝の事も...。」
「さな、俺が病室に行ってくる間こいつらの親も病室に来て欲しいって言ってくれないか?」
「はい。」
「お前らは先に家帰ってろ。後であいつの過去は言う。」
「分かりました。」
俺達はそれに従うしかなかったんだ。

数時間後
ガチャっ
「羽瑠姫の事、全て話す。倉庫に行こうぜ。」
倉庫に行った。すると、横の道を通って階段を下りると部屋がいくつかあった。

『華(樹扉夏)の部屋』
『王(大輝)の部屋』
『ヨガの部屋』
『パソコンルーム』
『本の部屋』
『幹部室』
『総長室』

「初代である俺達の時代の総長室や幹部室はここ、地下にあった。さっき来る時にドアがあったろ?あのドアの前に青龍の奴が立って守ってた。」
「俺らの華はヨガと本が大好きでな。羽瑠姫の名前は水仙樹扉夏。水仙樹王騎の娘だ。」