~羽瑠姫~
2日が経って皆と海ではしゃいでる。
旅館は貸し切り。
海もその部分だけ貸し切り。
一階に広いプールがあるけどね。
今はジュース飲んでる。
てか、全員の下っ端しかいない。
幹部以上は寝てる。
昨日飲み比べして皆酔ったから。
「華?」
「んー?」
「お隣、いいですか?」
「いいよー。」
少しずれた。
「青龍の下っ端君は皆’華’って呼ぶね。」
「確かに...。」
「でしょー?」
「華は、幹部室にいつも居ますよね?」
「んー、幹部室か下で皆と遊んでる。」
「じゃあ、幹部以上では誰が好きですか?」
「...誰だろ。どうして?」
「華はモテますからね。いつか選ばなきゃいけないですよ。」
「絶対に選ばなきゃいけない?」
「はい。嫌でも。」
「...正解があるの?」
「ないですよ。でもその正解は自分で作るんです。」
「なんか、よく分かんない。」
「恋話ならいつでもOkっすよ!」
「そう...また今度。」
「はい。」
「キミの悩みもいつでも聞くね。」
「ありがとうッス!」
「あー!亮太だけずるい!華と話してる!」
青龍全員が周りに来た。
「華が来てくれて青龍、強くなったと思いませんか?」
「皆はまだまだ強くなれるよ。」
「そうっすかね?」
「強くなったって事は守りたいものができたの?」
全員口を揃えていった。
「華っす!」
「もぉ、皆大好きだよぉ...!」
涙が出た。
皆には全て言えた。記憶の事だって。
弥生達より先に。
「忘れたくっ、ないよっ....。」
今この瞬間を忘れたくない。
皆は優しい。
その優しさに、縋りたくなる。
休みが終わった。
告白なんて出来なかった。
まぁ、いいや。
次の日
「おはよー。」
「ケホっ、ケホっ、」
「弥生、薬は?」
「胸ポケット、ケホっ、」
弥生をあたしの膝の上に寝転がらせて胸ポケットから薬を出して飲ませた。
「最近、多いね。喘息。」
「うん。俺学校休むから羽瑠姫は行ってきて?」
そんな事言うから立ち上がったら袖を持たれた。
「やっぱりダメ。」
「行かないよ。誠に言ってくるだけ。」
「一人嫌だ。」
「スグに戻って来るから。」
部屋を出て誠の部屋に行った。
「って事で今日は学校行けない。ごめんね?」
「酷くなってる?」
「もうそろそろ手術した方がいいかも。」
「だよね。分かった。先生には伝えとくよ。」
「ん。よろしく。」
自分の部屋に戻った。
「弥生...。」
抱き締められた。
「寂しいっ...!」
2日が経って皆と海ではしゃいでる。
旅館は貸し切り。
海もその部分だけ貸し切り。
一階に広いプールがあるけどね。
今はジュース飲んでる。
てか、全員の下っ端しかいない。
幹部以上は寝てる。
昨日飲み比べして皆酔ったから。
「華?」
「んー?」
「お隣、いいですか?」
「いいよー。」
少しずれた。
「青龍の下っ端君は皆’華’って呼ぶね。」
「確かに...。」
「でしょー?」
「華は、幹部室にいつも居ますよね?」
「んー、幹部室か下で皆と遊んでる。」
「じゃあ、幹部以上では誰が好きですか?」
「...誰だろ。どうして?」
「華はモテますからね。いつか選ばなきゃいけないですよ。」
「絶対に選ばなきゃいけない?」
「はい。嫌でも。」
「...正解があるの?」
「ないですよ。でもその正解は自分で作るんです。」
「なんか、よく分かんない。」
「恋話ならいつでもOkっすよ!」
「そう...また今度。」
「はい。」
「キミの悩みもいつでも聞くね。」
「ありがとうッス!」
「あー!亮太だけずるい!華と話してる!」
青龍全員が周りに来た。
「華が来てくれて青龍、強くなったと思いませんか?」
「皆はまだまだ強くなれるよ。」
「そうっすかね?」
「強くなったって事は守りたいものができたの?」
全員口を揃えていった。
「華っす!」
「もぉ、皆大好きだよぉ...!」
涙が出た。
皆には全て言えた。記憶の事だって。
弥生達より先に。
「忘れたくっ、ないよっ....。」
今この瞬間を忘れたくない。
皆は優しい。
その優しさに、縋りたくなる。
休みが終わった。
告白なんて出来なかった。
まぁ、いいや。
次の日
「おはよー。」
「ケホっ、ケホっ、」
「弥生、薬は?」
「胸ポケット、ケホっ、」
弥生をあたしの膝の上に寝転がらせて胸ポケットから薬を出して飲ませた。
「最近、多いね。喘息。」
「うん。俺学校休むから羽瑠姫は行ってきて?」
そんな事言うから立ち上がったら袖を持たれた。
「やっぱりダメ。」
「行かないよ。誠に言ってくるだけ。」
「一人嫌だ。」
「スグに戻って来るから。」
部屋を出て誠の部屋に行った。
「って事で今日は学校行けない。ごめんね?」
「酷くなってる?」
「もうそろそろ手術した方がいいかも。」
「だよね。分かった。先生には伝えとくよ。」
「ん。よろしく。」
自分の部屋に戻った。
「弥生...。」
抱き締められた。
「寂しいっ...!」

