「もう、いろはってば遅いよ!何やってんの?!」
「だってぇー。ビューラーで巻いてたらまつげ切れちゃったんだもん」
「ったく、バカなんだから。早くしないと遅刻するよっ!」
駅のトイレで私と紅はメイクをしていた。
紅は手際がいいので、いつも私より先にメイクを終える。
私は、のろのろしているので、いつも紅に怒られてしまう。
今日もそう。
朝、寝坊して家でメイクをする時間をとれずに、駅まできた。
ノーメイクでも別にいいのだけど、新学期の始まりにノーメイクってのも、なんだか…。
私はビューラーをグッチのポーチの中に放り込むと、先にさっさと行ってしまった紅を追いかけた。
紅は歩くのが早い。
追いかけるのはいつも大変な体力と筋力が必要だ。
「待ってよー、紅っ!」
私が5年前、中学受験をしたとき、運よく姉たちと同じ中学に入ることができた。
紅も一緒だった。
長い受験生活から解放された私と紅は中学3年間、ろくに勉強もせず、遊びまくった。
ロングの髪も黒から茶色に染めたし、ピアスの穴は6つに増えていた。
彼氏もそれなりにいたし、毎日が楽しかった。
でもそのツケは高校進学のときに回ってきた。
「だってぇー。ビューラーで巻いてたらまつげ切れちゃったんだもん」
「ったく、バカなんだから。早くしないと遅刻するよっ!」
駅のトイレで私と紅はメイクをしていた。
紅は手際がいいので、いつも私より先にメイクを終える。
私は、のろのろしているので、いつも紅に怒られてしまう。
今日もそう。
朝、寝坊して家でメイクをする時間をとれずに、駅まできた。
ノーメイクでも別にいいのだけど、新学期の始まりにノーメイクってのも、なんだか…。
私はビューラーをグッチのポーチの中に放り込むと、先にさっさと行ってしまった紅を追いかけた。
紅は歩くのが早い。
追いかけるのはいつも大変な体力と筋力が必要だ。
「待ってよー、紅っ!」
私が5年前、中学受験をしたとき、運よく姉たちと同じ中学に入ることができた。
紅も一緒だった。
長い受験生活から解放された私と紅は中学3年間、ろくに勉強もせず、遊びまくった。
ロングの髪も黒から茶色に染めたし、ピアスの穴は6つに増えていた。
彼氏もそれなりにいたし、毎日が楽しかった。
でもそのツケは高校進学のときに回ってきた。

