「あの、ご一緒してもいいですか」
ピアス君は見た目からは考えられないほど、礼儀正しかった。
私と紅は顔を見合わせ、視線で別にいいよね、と確認しあうと、
「いいですよ、別に」
ピアス君は満面の笑みで、
「ありがとう」
と言い、私の隣に腰を下ろした。
メガネ君も紅の隣に腰を下ろす。
ピアス君からは整髪料の甘い匂いがした。
ピアス君とメガネ君は店員に注文をすると、じゃ、と言ってから、
「突然仲間に入れてもらっちゃって悪いね」
「いいよ、別に。きっとこれも何かの縁でしょ」
「じゃあさ、お互い自己紹介しようよ」
「自己紹介?」
私が尋ねると、ピアス君は少年のような笑顔で、
「ああ、お約束の自己紹介」
「なんか合コンしてるみたいじゃない?」
「いいじゃん。じゃあ最初は俺から」
ピアス君は全員の顔を見渡すと、
「俺、有吉孝太。コータでいいから」
「高校はどこ?」
「青葉高校の一年」
紅は驚いたように言った。
「青葉なの?!超頭いいじゃん。しかも年下だし」
「えっ、そうなの??」
「うん。私たち、霧生高校の二年なんだ。馬鹿学校」
ピアス君は見た目からは考えられないほど、礼儀正しかった。
私と紅は顔を見合わせ、視線で別にいいよね、と確認しあうと、
「いいですよ、別に」
ピアス君は満面の笑みで、
「ありがとう」
と言い、私の隣に腰を下ろした。
メガネ君も紅の隣に腰を下ろす。
ピアス君からは整髪料の甘い匂いがした。
ピアス君とメガネ君は店員に注文をすると、じゃ、と言ってから、
「突然仲間に入れてもらっちゃって悪いね」
「いいよ、別に。きっとこれも何かの縁でしょ」
「じゃあさ、お互い自己紹介しようよ」
「自己紹介?」
私が尋ねると、ピアス君は少年のような笑顔で、
「ああ、お約束の自己紹介」
「なんか合コンしてるみたいじゃない?」
「いいじゃん。じゃあ最初は俺から」
ピアス君は全員の顔を見渡すと、
「俺、有吉孝太。コータでいいから」
「高校はどこ?」
「青葉高校の一年」
紅は驚いたように言った。
「青葉なの?!超頭いいじゃん。しかも年下だし」
「えっ、そうなの??」
「うん。私たち、霧生高校の二年なんだ。馬鹿学校」

