春雪の授業でもキョロキョロ視線を泳がせ、名指しで注意された。
でもそのときの春雪のまなざしが本当にやさしくて。
自分が春雪に愛されてる、ってことをとても誇らしく思った。
叫びだしたくなるくらい。
春雪を愛してるんだよ、って堂々と言えたらいいのに。
でも今は、我慢。
授業が全て終わったので、私は学校のそばの総合病院のトイレで私服に着替えた。
放課後、私服で遊ぶ生徒たちがよく利用するトイレだ。
私が着替えて、春雪の車に向かうと春雪は車の中で目を閉じて眠っていた。
ガラスをコンコンと2回叩く。
ゆっくり目を開ける春雪の瞳に一番に映ったのが私だ、って言うことがすごく嬉しくて。
同時に甘くてとろけそうなほどの笑顔を見たら、胸がいっぱいになった。
夢を見てるのかな。
そんなことを疑いたくなるほど、幸せで。
私は春雪の開けてくれたドアから車に乗り込んだ。
「お待たせ」
私が言うと、春雪は静かに私の額にキスをして、
「いろは、すげぇ可愛い…」
そんないつもより乱暴な言葉遣いも新鮮で、ドキドキした。
春雪の顔を見ると照れているのか顔が真っ赤だった。
「もしかして、照れてる?」
でもそのときの春雪のまなざしが本当にやさしくて。
自分が春雪に愛されてる、ってことをとても誇らしく思った。
叫びだしたくなるくらい。
春雪を愛してるんだよ、って堂々と言えたらいいのに。
でも今は、我慢。
授業が全て終わったので、私は学校のそばの総合病院のトイレで私服に着替えた。
放課後、私服で遊ぶ生徒たちがよく利用するトイレだ。
私が着替えて、春雪の車に向かうと春雪は車の中で目を閉じて眠っていた。
ガラスをコンコンと2回叩く。
ゆっくり目を開ける春雪の瞳に一番に映ったのが私だ、って言うことがすごく嬉しくて。
同時に甘くてとろけそうなほどの笑顔を見たら、胸がいっぱいになった。
夢を見てるのかな。
そんなことを疑いたくなるほど、幸せで。
私は春雪の開けてくれたドアから車に乗り込んだ。
「お待たせ」
私が言うと、春雪は静かに私の額にキスをして、
「いろは、すげぇ可愛い…」
そんないつもより乱暴な言葉遣いも新鮮で、ドキドキした。
春雪の顔を見ると照れているのか顔が真っ赤だった。
「もしかして、照れてる?」

