あの頃は学校に行く理由も見出せなくて、勿論恋なんてしてなかった。
でも恋したら学校に行きたくなるのかな…
「あっ、女の子って恋をすると綺麗になるって言いますよね!」
『そうなの!?かえちゃんみたいに綺麗になりたい!!』
「でも美桜さんはかなり可愛いからそれ以上はダメですよ〜」
「確かに!近くで話せてるだけで幸せになれますからね!!」
『ん〜ありがとうっ!』
なんて答えていいかわからない時、よくわからない時はありがとうって言って笑えばいいって母から言われている。
「うわーそう言うのズルいですよ!」
「おい、朔!彼女いるんだから顔赤くしてるなよ!」
楽しそうにしている2人を見ると暖かい気持ちになる。
