真っ白のフリルが沢山付いているワンピースにつばが大きく赤いリボンの付いている帽子。
私の顔を覗き込み
”どうかしましたか…?”
なんて声を掛けてきた。
今でも忘れられない。
「ね〜白翔くんが呼んでるよ〜」
『…回想タイム邪魔された』
「なにー?またあの日の回想してたの?」
ニヤニヤしながら聞いてくる海。
『まぁ…ほら美桜行くよー!』
「はーい!みんなありがと!!」
「美桜さんガンバです!」
「美桜さん俺でもいいですよ!」
「ふふふ〜はっくんに言ってみる〜」
「「!!?」」
先程まで真っ赤な顔で美桜と話していた下っ端2人の顔が真っ青になった。
