天紅〜伝説の2人〜





階段を降りてみんなの元に向かう。

下に向かうにつれ徐々に騒がしくなる。


…それになんだろう。
いきなり冷たい風が当たる。
5月で外も晴天。
寒いわけはないのに何故か寒い。



『ねぇ、寒くない?』


階段近くにいた雪に声をかける。


「楓!!助けてくれ!また美桜が!!」

「かえちゃ〜ん!なんかみんな顔真っ赤にして暑そうなの!!」

『ねぇ、これクーラー付けた?』

「うん!」

『はぁ…』


溜息をついてクーラーを止めに行く。

この天使の重要点を忘れていた…



そう、可愛いことに無自覚な上天然なのだ。