夕霧様はじっと老いたる源氏を抱き支えて泣いておられます。
源氏はそれはそれは笑みを浮かべ幸せそうに亡くなっていました。
夕霧様は源氏の遺体を皆で褥しとねに移すとあとは惟光と
女二人に任せて早馬を走らせます。