しばし安らかな沈黙が流れます。老いたる源氏はこの至福を じっと味わいかみしめているようです。 「では、親父殿そろそろ・・・・親父殿、親父殿!親父殿!!」 その声に惟光と息子夫婦が走りこんで来ます。式部は青ざめて立ち すくんでいます。