源氏自らも同じ宿業をたどる柏木を祈り殺します。
『嫉妬の怨念ほど恐ろしいものはないなあ』

そう思いながらうとうとまどろんでいると。どこからともなく
少女の声が聞こえてきます。耳を澄ますと、間違いなく
少女の声です。かなり真剣です!