川向うのお屋敷へと小雪舞う中、匂う宮と浮舟は 舟でこぎだします。 「橘の 小島の色は かはらじを この浮舟ぞ ゆくへしられぬ」 まる二日の間お二人は誰にも邪魔されずに愛の限りを 尽くされましたご様子です。