女の喜びが目覚め、もう匂宮のとりこになってします。

「ああ、無常。どうする柏木?」
「ええ、罪作りなあなたの血筋であられます」
天空で二人は後の悲劇の予感に、姫浮舟を憐れみます。

また日を改めてと宮は後ろ髪を引かれる思いで京に戻ります。