やっと生まれたばかりの匂宮の
若君もそれなりに大切にお見舞いなさいます。

そしてついに春の盛りを過ぎたころ。
宇治に御堂の様子を見に行かれたその帰り山荘で女車に出くわします。

「あれは?」