「ななな、何としたこと?この移り香は?これはこれは情けない」 中の君は申し開きもできずに泣くばかり。匂宮はえも言われず いとおしくなってそっとやさしく中の君をお抱きしめになるのでした。 天空の源氏が呟つぶやきました。 「あほや、こいつも」