9月30日。

それは、おじいちゃんの誕生日の次の日だった。

私は朝、お母さんに起こされた。
なにか急いでる?と言うより、焦っている様子だったので、

『うわっ!遅刻!?』

と思いながら携帯の時計を見るとまだ6:00ちょい過ぎだった。いつもならまだ寝ている。

は?と思いながらもう一度寝そうになった。
が、この言葉で目がすっかり覚めた。

それは、おじいちゃんが倒れ、救急車を呼んだ、とのことだった。