でも、至って顔は真剣だ。

「ぶっ…こいつ面白い‼︎」

俊が我慢出来ずに笑い出した。

「え…あっ私…恥ずっ‼︎」

スタッと座り、下を向いた彼女。

1人が呆れて弁当を食べ始めた。

「なぁっ名前教えてくれない?」

まるで、
ナンパのように声をかけた俊。

萩弥と似た子が涼。

眼鏡の子が友実。

不思議な子が舞子で…

「「「モアイ像?」」」

舞子が
恥ずかしそうに座った子に
そう言うと…

「ははっ〜‼︎よくぞ聞いたっ‼︎
じゃないっ‼︎
私はちょープリティーな「うるさっ。」

友実のヤジで、
名前が聞けなかった。