萌空は、
プクッと頬を
膨らませて席に座った。

「俺は、俊。よろしくな?」

超爽やかすぎる笑顔で
俊は萌空達を見た。

他の女子からしたら
キュン死するだろうよ。

「俺は萩弥。」

簡単な挨拶程度の萩弥は、
ツンッとした顔で外方を向いている。

「俺は、優征だよ〜♪
ほっしーってん呼んでな〜」

手をヒラヒラ振った。

「僕は菊池 洸汰です。」

とても丁寧な挨拶だ。

なんだか、
似た者同士が
集まった様な気がする。

それは、
気の所為だと思った萌空達。

萌空は、
いきなり何を思い出したのか
立ち上がり
俊の前に立った。