睨んでいる男子に
注意をする優しい男子。

睨んだ男子は、
涼に向かって指を差した。

それは、
ぼっち同盟にしか分からない事。

「その指、噛み千切るぞ…」

涼は、指を差されるのが
大の嫌いなのだ。

きょとんとする男子。

「ちょっ…
クロリン何言ってんの‼︎
指なんか食べたら
美味しくないでしょ‼︎」

萌空が、真剣な顔で言う。

数秒、時が止まった。

カランと友実のスプーンが落ち、
舞子は口があんぐり開いている。

涼は、頭を抱えた。

隣の4人の男子を見ると、
呆れている。

そりゃそうだろう。