伝票を美園に渡し、
お会計する時。

「ん?あれ?なんじゃこりゃ?」

ポケットに入っている500円玉。

「なんじゃこりゃこりゃ?」

舞子が意味不明の言葉を発する。

「500円なんて持ってないでしょ…」

涼が萌空を見る。
萌空も素直に頷く。

「ま…まさかっ…
ぬ…盗んではいないだろうな…お主…」

劇団っぽくなった友実は、
役者に成り切っている。

そいうのは、無視しよう。

いつから持っているのか…。

喫茶店で20分も考えた。

「分からない。」

「もしかしたら…
永瀬君のじゃない?」

紗乃のナイスな発言で、
みんなが成る程って顔をした。