舞子は、
のほほーんと自習課題を
仕上げて何かをしている。

その何かは、よく分からない。

「さ…爽やかイケメン⁉︎」

「ほら、バスケ部の永瀬 俊。」

友実が思い出せる情報を上げていく。

「聞いたことないよ‼︎
初耳だっ‼︎」

涼は、そばで携帯を触っている。

「それは、
モアイが周りに
関心がなかったからじゃ…」

友実は、外方を向きながら言う。

「とーも前もって教えてよー‼︎
そんな情報〜‼︎」

萌空は、机にグダァと顔をつけた。

「だってね、涼…」

「モアイ、
真田 幸村の話しかしないからさ…」

友実と“ねっ”と声を合わせた涼。