再び、お散歩タイムの舞子。

今日は、兄からもらった
水族館のチケットを手にしていた。

「水族館‼︎こーた誘おうっと‼︎」

あの本屋に入ると、
いつものコーナーにいた洸汰。

「おはよう‼︎」

「おはよう。機嫌が良いね。」

「そうっ‼︎水族館行こう‼︎」

チケットを見せず、
腕を掴み本屋を飛び出した。

「ちょ⁉︎えっ⁉︎チケットは⁉︎」

ポケットからチケットを取り出し
目の前で見せた舞子。

「お魚。たくさん教えてねっ‼︎」

こう見えても、
洸汰は海の生き物には詳しい。

「いいよ。」

また、無邪気に笑う洸汰。
そんな笑顔が可愛いと思った舞子。