洸汰を連れて、
デートの様な散歩が始まった。

最初は、“ペットショップ”

「柴犬かわい〜‼︎」

もこもこの毛を頬に擦り当てる舞子。

その様子を見て洸汰は、
柴犬より舞子が
可愛いとふと思ってしまった。

次は、“動物園”

「こーた見てっ‼︎ちょーでっかい‼︎」

「原始人みてぇ…」

サルの檻の前で、
原始人のようなサルを発見し
それを見て2人で笑う。

もう明らかに、デートだ。

そして最後に着いたのは。

「遊園地?」

「そう‼︎初めて来るんだ〜♪」

パス券を買おうとする舞子。
洸汰は、急いで舞子の手を止めた。