休憩していると、
奥から見覚えの2人が歩いてくる。

「やっほー?
暇潰しに来たけど…機嫌悪いねー?」

ニコニコと笑いながら、
優征は萩弥の頬をツンツンする。

「やるな…」

ペチッと優征の手を叩く。

「また、俊のファンが集まっている。」

洸汰は、
影の方に指を差すと
気持ち悪い女が俊に手を振る。

「ほらほら〜返してやんなよ〜」

ほんわかしている優征は、
かなり茶化すタイプだ。

俊は、いつもの爽やか笑顔で手を振る。

「やっぱ、学校の王子様は違いますか〜」

「家では、ゲームしかしねぇのにな?」

「頭の悪い彼のどこが良いのか。」

俊に対して嫌味を言う3人。