その日の夕食時間。

「涼〜‼︎ご飯よ〜‼︎」

母に呼ばれて、
部屋を出ると同時に
父に顔面パンチ。

「いっ…いだ…だぁい…」

「テメェのせいだボケ‼︎
訴える所だっただろーがっ‼︎」

涙目の父。
そんなの見ても
可愛くも可哀想でもない。

ただのアザラシのおっさんだ。

「明日からうちに着けてきたら、
一生口聞いてやらねぇからな‼︎アホ‼︎」

フンッと涼は、
席に座り夕飯を食べ始めた。

「で…でもぉぉ…
パパはぁ…可愛い娘がぁ…」

「それがキモいの‼︎
母さんもどうにかしてよ‼︎」

台所に立っている母に言うと。