ガタンと立ち上がり、
涼に近寄る父親。

「学校で、イジメられているのか⁉︎」

「「・・・。」」

母と同様黙り込んだ涼。
目で指摘する。
ウザいと。

「可愛い我が娘が
イジメられているなら…
パパも学校行くぞ‼︎」

「やめて。もっと学校が嫌になる。」

真顔の涼は、
その場から離れ部屋に戻った。

それから月日が経ち、
ストーカーは全く変わりようがない。

でも、最近父親の様子がおかしい。

「もしかしてな…」

ストーカーを巻くため、
いろんな戦略を実行してみた涼。