部活の時の俊は、 鬼のように怖かった。 「お疲れ。」 「おぅ…」 萩弥から水を取り、 その場に座り込んだ俊。 その隣に萩弥も座った。 「プレーに出ているぞ。」 「知らね…俺、先帰るから。」 萩弥と目も合わさずに、 スタスタ帰ってしまった俊。 「めんどくせぇ友達。」 萩弥は、ある人にLINEを送った。 部活が終わり、 10分後にその人は走ってやって来た。 「ごめんごめんっ‼︎ 野菜ジュース買ってた〜‼︎」 大好きな野菜を見せる涼。 呆れた顔で萩弥は、 涼の頭を軽く叩いた。