学園祭の準備が始まり、
怠けている4人組。

「あぁー面倒くさい。」

萩弥があーあーばっかり言っている。

優征は、楽しそうに
遠くにいる友実を見つめている。

洸汰は、やはり参考書。

俊は1人で考え込んでいる。
その理由は。

「俺さ、恋したかも。」

「「「はぁ?」」」

バスケとゲーム馬鹿のこいつが
恋をしたのだ。

その相手はと言うと、ご察しの通り。
天文部 部長 荒垣 萌空だ。

確かに…遠目からは可愛いが。

「「「問題中身だ。」」」

それを3人同時に言う。
俊は、首を傾げて萌空を観察する。

ある意味、ストーカーに近い。