やはり、萌空だと。

「やっぱり、モアイ。
イースター島に帰れ。」

「え⁉︎くろりん⁉︎」

真顔で言われて
フォローを求めるべく友実を見る。

「もう、新婚旅行
イースター島でしちゃえば?」

クスクスと笑う友実。

萌空のフォローではなく、
涼のフォローに入った友実。
残るは、舞子。

「お土産よろしく〜♪
美味しいのだよ?」

勝手に新婚旅行
イースター島となりました。

「みんなして酷いよぉぉぉっ‼︎」

だけど、青春。
友情の大切さを感じることが出来た。

そして、大事な人と巡り会い
恋というものが出来た。

「青春っていいね。」

萌空の小さな呟きが
紅い夕焼けに染み込んだ。