色々考えていると
いつの間にか教室に俊がいた。

逆に恥ずかしくて
ちゃんと顔が見れない萌空。

「ッチ…照れ屋め。
明日、萌空と回ってくれない?」

耳に入ってきた涼の言葉。
は?って顔で、涼を見る萌空。

周りは、クスクス笑っている。

俊は、それを承諾して
明日は俊と回ることになった。

「待って‼︎恥ずかしい‼︎」

「なーに‼︎早く告りなさーい‼︎」

紗乃が軽く萌空にデコピンをする。

真っ赤になった萌空の顔を見て、
みんなはそのまま作業に入った。

「明日…回るのか…」

どこか嬉しい気もする萌空は、
頬が軽く緩んだ。