だが、告白は
手紙が置かれていただけ。
顔など知らない。

萌空の気持ちは、
少しだけ高まっていた。

「どうしよ‼︎かっこいい人だったらっ‼︎」

「「「絶対にない。」」」

真顔の3人に言われて、拗ねた萌空。

そう。
萌空は、過去にこのような事が
何回か起きている。

その代表例で言うと仮名 ゴボウだ。

こいつは、まだちょろ口な奴。
LINEでよく絡んでくるが、
かなり面倒くさいらしい。

「こんな奴いたねぇ…」

「ゴボウでしょ⁉︎細いよねっ‼︎」

友実が、ケタケタ笑う。

舞子が土を見て、
この色?って顔をしている。