秋になりかけて、
学園祭が近づいてきた。

なぜか、涼と萩弥は付き合っているし
周りにリア充が増えている。

「なんでみんなリア充なるんだよぉ〜」

涼の肩をグラングラン振り回す萌空。

涼は、抵抗するわけでもなく
ただ単に振り回されている。

「ふくかいちょーまでさぁ〜‼︎」

「ちょ…学園祭…準備…」

最後のトドメは、振り落とす。

コケそうになる涼だが、
体操選手のように
手を伸ばしてバランスを保った。

「でも、今日告白されるんでしょー?」

舞子に言われると
友実がホウキを持ちながら萌空を見る。
照れたように頭を触った萌空。

「「「キモいわ。」」」

ドン引きしている3人。