笑っている俊の頭を殴った萩弥。
「お前、うぜぇ。」
「心配しているんじゃねぇの?」
俊の言葉にポカンとした萩弥。
“ムカつく”という感情が
“心配”という感情に変わった。
「心配して…ねぇよっ‼︎
絶対にありえねぇ‼︎」
我を取り乱している萩弥を
初めて見る俊は、 面白いらしい。
「本当、萩弥って素直じゃねぇよなー」
リュックをボンボンと叩いた俊。
俊と別れた後も、
萩弥は1人で悩んでた。
「俺が…あいつを心配?
絶対にない。ありえない。」
そんなことをブツブツ呪文のように
呟いて歩いて家に帰った萩弥。
