涼と萩弥といった変わった組み合わせ。
「あれ〜?冗談だったのに〜」
「うるせぇ…
どうせ帰る方向一緒だろ。」
涼は、悪戯っぽく笑う。
萩弥は、外方を向いて
歩幅を合わせてくれる。
今日は、キモいほど優しい萩弥。
「なぁ…気のせいか?
尾行されているのは?」
涼がクルッと後ろを見ると
誰もいない。
萌空や友実なら、
ギャギャ騒ぎながら着いてくるはずだ。
「萩弥…早く行こう…」
涼は、萩弥のカバンを押した。
戸惑いながらも走った萩弥。
「おいっ…押すなっ‼︎」
ただコンクリートを見ていた涼。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…