教室に行くと、
涼が上機嫌で戻って来てた。
その事に、驚いている2人。

「とーもとモアイ。
メロンパンとガムありがとう‼︎」

「う…うん?」

メロンパンを囓る涼。
機嫌が直ったのは、いいのだが。

なぜ、いきなり機嫌がいいのか。

友実と萌空は、
目を合わせて首を傾げた。

放課後になると、
教室には珍しい人が待ってた。

「あれ?萩弥?」

萌空がポカンとしている。
友実もキョトンとしている。

「早くあいつ呼べ。」

無愛想に顎で涼を指した。
涼は、リュックを
背負って廊下に出てきた。

友実と萌空は、ポカンとしている。